14,8,10,2,16,11,5,14,8, 6, 5, 6, 2, 6,12, 2, 2, 2, 6,11, 6 6, 9, 19, 3, 5, 4, 6, 8, 5, 5,12,10 *1, 2, 3,4, 5, 6,7, 8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,21 ←(1行目 TeXエラー項目の番号)例:項目1の入力行数は14行 *22,23,24,25,26,27,28,29,30,31,32,33←(2行目 LaTeX各エラー項目の番号)例:項目22の入力行数は6行, 30,33 はTeXエラー. ************************************************************************************ * WTeXEdit 用 LaTeX エラーヒント ファイル (2017.05.01) K.Matsubara * ************************************************************************************ * 作成上の注意:ファイルの最初の行に各エラー項目毎の入力行数を記入します. * 入力行を追加したときは必ず上の数字を修正しておかないとデータがずれます. * 各行の先頭文字が * 印であれば入力行としては無視されます. ************************************************************************************ *1 ! Missing $, iserted. ( $ 記号が欠落しているので挿入しました.) 1. 文中に数式を入れたとき、対になる$ が欠落していると現れます. エラー行より前に$の欠落がある場合もあります. ギリシャ文字は数式環境で使用しますから注意が必要です. 例: x and \alpha or → x and $\alpha$ or とします. 2. 数式環境の中で現れるなら、その環境の中に空行がないか調べます. もし空行があると、段落の終わりと見なして数式環境がクリアされ、次に数式が現れるとこのエラーが現れます. 3. 上記で、空行が見えないにも拘わらず出るときは、「編集」メニューの「異常コードの除去」をかけて下さい. 4. もし「異常コードの除去」をかけてもまだこのエラーが出るときは該当行のすぐ上に \begin{.....} があり、そこで改行されている はずです. (エラー行番だけが表示される)このときは最後の } の次に半角の空白を1つ入れてから改行してみて下さい. それでエラーが取れるはずです. 5. 日本語が許されない環境で全角記号「/」,「論」,「点」などが使われると漢字コードが制御コードと混同されるため現れます. *2 ! Missing {, inserted.( { 記号が欠落しているので挿入しました) 1. { と} が対になっておらず、{ が最初から欠落しているとき. 2. { と[(カギ括弧)を間違って入力しているとき. 挿入された{ が次のエラーを生むことがあります. 3. どこか離れた所で } を余分に入力していることがあります. 4. 日本語が許されない場所で漢字または全角記号が使われると漢字コードが制御コードと混同されて現れます. *3 ! Missing }, inserted.( } 記号が欠落しているので挿入しました) 1. } の書込みが足りないとき. { } が対になっていない. 2. } と](カギ括弧)を間違って入力しているとき. 3. どこか離れた所で { を余分に入力していることがあります. 4. 日本語が許されない場所で漢字または全角記号が使われると現れます. 漢字コードが制御コードと混同されるため. 5. 数式構文の中で例えば ${...r_} 等とミス入力していると } が下付き文字に間違われて } が欠落となります. *4 ! Missing number, treated as zero. (コマンドの引数が欠落しているので、数値はゼロとしました) 1. コマンドの引数なし. 引数数値はゼロとして処理されます。結果がうまく行くかは保証されません. *5 ! Extra }, or forgotten $. (余分な } 記号があるか、または $ の記入を忘れています) 1. } が余分に書き込まれているとき. 2. $ が一つ落ちているか、または \endgroup, \end{...} の記入を忘れていると現れることがあります. 特殊記号が制御コードと混同されていることもあります. 3. 英文用LaTeXで日本語を処理すると「図」などの文字の後に現れます. 漢字コードが制御コードと混同されるため. 4 ! Extra alignment tab has been changed to \cr. と表示されたときは、表や各種のディスプレイ数式環境の記述の際に   1 行に含まれる & が多すぎます.& の個数をチェックし、その直前の行の終端に \\ を忘れていないかチェックします. 5 ! Extra \somecs. と表示された場合は\somecs が余分です. \right の場合には対応する \left を補うか,不要な \right を削除します. \else/\or/\fi の場合には条件処理に関する記述を書き間違えて\if... と\fiの間に\elseが2個以上入っていないか調べます. \endgroup の場合には,対応する \begingroup を補うか、不要な \endgroup を削除します. \endcsname の場合には,対応する \csname を補うか、不要な \endcsname を削除します. *6 ! Undefined control sequence. (定義されていないコマンドがあります) 1. \ の後に続くコマンドのつづりを間違って入力したときがほとんど. つづりは間違っていなくても、区切りが無く別のつづり に続いている場合. 例: \deltat → \delta t 2. 通常の文章の中に間違って \ が入力されているとき. 3. 英文用LaTeXで日本語を処理すると「表」などの文字のあとに現れます. 漢字コードが制御コードと混同するため. 4. ドキュメントクラスによって通用しない制御文があり、それらが不用意に使われると現れます. 例えば \frontmatter, \mainmatter, \backmatter は bookクラスまたはjbookクラスしか通用しません. また \chapter{ } は article クラスまたは jarticle クラス以下では通用しません. *7 ! Too many ...'s. (... が多すぎます) 1. 指定された記号が多すぎることを意味します. 例えば } などがいきなり現れたり不必要に多くある場合などです. 2. チェックしても間違いが見つからないときは特殊記号、特に2バイト系文字記号が制御コードと混同されていることが多い. 特殊コードまたは日本語が使用できない環境で漢字コードが入力されていないか調べます. *8 ! Paragraph ended before '...' was complete. (... の完結前に段落が終わっています) 1. \label{ など段落をまたぐことができないコマンドが段落内で終了しないとき. 2. \{ および \} を使用しているとき、前後のコードまたは文字と干渉してエラーを起こすことがあります. この場合、上記符号の前後に空白(space)を入れるとエラーが消えます. 3. \begin{equation}や\begin{align}等のあと\end{... の現れる前に2回改行があるとこのエラーが出ます. 改行を1つ取って下さい. \caption{ のあと}の前に2回改行があるときエラーになります. 4. TeX 原稿の最後に \end{document} が無いときにもこのエラーが出ます. 5. 前のエラーで自動的に修復が行われたあと、その修復が不適切な場合にも現れます. 6. \ref{ などのあと、対になる } が現れなかったときにも現れます. *9 ! Double subscript/superscript. (上付または下付の重複は不可です) 1. 例えば $x_i_j$ のような入力で現れます。この場合 $x_{ij}$ または $x_{b_c}$ 等とします. 2. また $x^i^j$ もエラーですから $x^{ij}$ または $(x^i)^j$ 等とします. 3. $f' '$ ('と'の間に空白がある)場合にもエラーが現れます.空白を取ればOK. 4. 逆に空白がないと$\Omega'^\nu$ はダメ. ^の前に空白を入れる。$\Omega' ^\nu$ならOK. *10 ! I can't find file '...' (ファイル ... が見つかりません) 1. 指定したファイルが見つからない。ファイルの存在を確かめます. 2. ファイル名にミス入力がないかどうか確認します. 3. ファイルのパスが不適切でないか確かめます. *11 ! I can't write on file '...' (ファイル ... に書込みできません) 1. 指定したファイルが書込み禁止か更新不可になっていないか確かめます.システム管理者にしかアクセス権がないなど. アクセス許可を変更するにはエクスプローラでファイルを選定し右クリックで「編集」を選定します. 2. 指定したファイルが壊れている場合もあります. *12 ! Display math should end with $$. (数式表示の終端には$$が必要です) 1. $$...$$ のような数式の終端が単に $ となった場合に現れます. 2. $begin{align}...\\... \end{align} などで\\と$$ と間違って入力したなど、予期せぬ場所に$$が現れたとき. 3. \begin{equation} などの数式環境の中でさらに$..$を使用したとき. この場合は$を取り除きます. *13 ! Text line contains an invalid character. (入力行中に処理不可能の文字コードがあります) 1. 何らかのミスで不用意に定義されていない制御文字が入った可能性があります. *14 ! You can't use xxx in yyy mode. ( この モードでは xxx は使用できません) 1. 指定した環境内でしか使用できないコマンドやパラメータが指定外の環境で使われるとこのエラーが現れます. 例えば \begin{picture}...\end{picture} の外で\multiput などの作図命令を書き込んだときなど. 2. 数式環境内で例えば [A^{3/2 ] のように左中カッコ { に対応する右中カッコ } が落ちた上で ] 等が現れると、 "You can't use '\eqno' in math mode" などと出ます。 *15 ! Illeagal unit of measure (pt inserted). (サイズの単位が違います.単位はポイントとして扱います) 1. 寸法「グルー」の単位にTeX が理解できない記号を与えた場合に現れます.寸法の単位が正しいかどうかをチェックします. (mu inserted)と現れる場合は数式グルーに対する単位を補ったときです. 2. 英文用LaTeXに対して長さを決める寸法単位 zw,zh を使うとこのエラーが現れます. オリジナルのTeXではこれらは使えません. 3. (replaced by filll)と現れる場合はグルーの伸縮度の指定に fillll のような“l が多すぎる無限大”を指定した場合です. 4. picture環境で座標を指定するとき\put命令でカンマ(,)が抜けた、)が落ちていた、小数点を必要以上に書き込んでいる場合など. 例えば \put(65.1 42.3), \put(32, 11.7.). \multiput(59.38., 0.0) などです. 5. 同じく不要なところに空白が有る場合、例えば \put(4.5,1 2.5) 等. *16 ! Emergency stop. (緊急操作による停止) 1. コンパイル中の ? のあと Ctrl+C キーが押されたときに出ます. *17 ! Improper (message) 1. (データがまだありません) *18 ! Invalid code (このコードは使用できません) 1. 使用しているコードが使用不能か、あるいは規定の範囲を超えた数値であるときに現れます. *19 ! Misplaced (message) 1. 指定項の書き込まれた位置が正しくありません. 2. メッセージに alignment tab character & と現れたときは、不適切な位置に & があることを意味します. 例えば文中の数式で $と&を間違えて & abcd $ なっているとき、又は \begin(equation)...\end(equation) の中で & を使ってしまったとき、   などでこのエラーが現れます. *20 ! Missing xxxx inserted.(xxxx が欠落しています. これを挿入しました) 1. \endcsname が欠落の場合は \cite{ } や \bibitem{ }, \label{ }, \ref{ }, \pageref{ }の引数の中に不用意に 何らかの制御用文字が入っていることがあります. 例えば ~\cite{M\o ...} のように \cite{ }の中に\o が使われると このメッセージが出ます. これらが使用可とされている場合には、それらを定義するマクロの不備が考えられます. 2. \endgroup が欠落の場合は あるコマンドが、本来使われるべき\begin{...} ... \end{...} の中でない等、使われる配置を 間違えたときなどに起こります。 (例) \begin{figure}... \begin{picture}...\caption{...}...\end {picture}...\end{figure} このときは\caption{...}を\begin{picture}...\end{picture}の外側に出してやります。 3. delimiter が欠落の場合は\で始まるキーワードに何らかの矛盾があることを示します。例えば \bigl\( 等とすると、 このエラーが出ます。この場合は \bigl( と不要な\を取ることで解決します。 *21 ! Not two-byte family. (2バイト系文字記号は使えません) 1. 数式中で2バイト系数字や記号、例えば(,「,{,[, ≡ → 等を使用していないか調べ、もしあれば TeXコマンドで書き換えます.    2. 数式中で全角の空白が入っているとこのエラーが現れます. 行頭に入っていると検索ワードには文字として何も見えません. 3. \あるいは$に続く文字、記号に2バイト系数字や記号を使うとこのエラーが現れます. *22 (101) ! LaTeX Error: (LaTeX 文法違反)(\begin{xx}で始まる入力行 LL に対して\end{xx}なしで終わっています)  1. \begin{xx} on input line LL ended by \end{xy} : {xx} と{xy}が一致しないときに現れます. どこか1文字間違うか抜けていることが多いので注意深くチェックします. LL 番目の入力行で始まる\begin{ }に対応する\end{ }の対応が取れていないことを示しています. 2. \begin{ }の綴りを間違えていることもあります. 例えば \bigin{ }, \begine{ }など. *23 (102) ! LaTeX Error: (LaTeX 文法違反)(ファイル [...]が見あたりません) 1. File [...] not found: 指定のファイルが見つかりません. 指定のファイルを用意してから再度試みて下さい. 2. 画像に .jpg ファイルを組み込んだときに .bb ファイルが作成されていないとこのエラーが出ます. メインメニューの「ツール」 -「挿入図確認とbb ファイル作成」を使って作成してから再試行して下さい。 3. ファイルがあるにも関わらず出るときはパスの指定に間違いがないか調べます. できるだけフルパス名で与える方が無難です. C:/pLaTeX.... 等と指定する場合、C:の次の/(スラッシュ)が抜けるとこのエラーが出ます. パス名に\は使用できません. *24 (103) ! LaTeX Error: (LaTeX 文法違反)(グラフィックス [...]のサイズが決められません) 1. Cannot determine size of graphics in [filename] (no BoundingBox). \includegraphics で画像ファイルの取り込みの際にグラフィックの大きさを決定できません. .jpg ファイルを指定したときに現れます. Bounding Box データが指定してないか データファイル(.bb ファイル)がないかあるいは読めない場合です. .jpg/.pngなどの表記を大文字 .JPG/.PNGなどにした場合、読み取れません. オリジナルがUNIX系の処理プログラムでは大文字と小文字を区別してファイル名を認識しますから注意して下さい. .bbファイルを用意する. bbファイル があっても dvips や dvipdfm のようなオプションの場合 graphicxパッケージによっては デフォルト処理でこのエラーが出ます. もし.bbファイルがにあるにも関わらずこのエラーが出るときは\includegraphics{bb=0 0 487 288, ......} のように直接指定すれば 解決します. このデータは正しい bbファイル から読み取って得ます. .epsファイルの場合でも出ることがあります. このときは graphicx パッケージに hiresbb オプションが指定してあって, epsファイルに %%BoundingBox のみあって %%HiResBoundingBox 行が無い可能性があります.サポートされていない画像の可能性もあります. 2. Cannot determine size of graphic in [filename] (no size specified). 画像自身の bounding box 情報は用いずに \includegraphics の width,height または totalheight によって画像が占める 領域寸法を指定する場合、幅と高さの少なくとも一方が欠けています. サポートされていない画像の可能性もあります. \includegraphics のオプションで幅と高さの両方を指定します. *25 (104) ! LaTeX Error: (LaTeX 文法違反)(この命令はプリアンブル部で使用できません 1. Cannot be used in preamble. \nocite などを使用範囲外で用いた場合に現れます.\nocite の場合は本文の\begin{document}以降に移動すれば良い. *26 (105) ! LaTeX Error: (LaTeX 文法違反)(この命令はプリアンブル部でのみ使用可) 1. Can be used only in preamble. \usepackage のようなコマンドを\begin{document}のあとで用いた場合に現れます. \begin{document}以前に移動すれば良い. 2. プリアンブル部における命令の誤入力で現れる。例えば \begin{document}が二度入力された時など。 *27 (106) ! LaTeX Error:(LaTeX 文法違反)(xxx はグラフィックス画像ファイルとして含まれていません) 1. Can not include graphics of type: xxx. 拡張子が .xxx の形式の画像ファイルの取り込み方法がdef ファイル で規定されていないとき現れます.   .xxx 形式の画像をサポートするように graphicx パッケージの指定を変更するか,画像ファイルの形式を適宜変換します. *28 (107) !LaTeX Error: (LaTeX 文法違反) (数式環境の範囲指定子に間違いがあります) 1. Bad math envilonment delimiter. \begin{equation} の前に $ が単独で現れたとき. $...$ のように対になっていないと現れます. 2. 数式中で \(,\),\[,\] を不適切な箇所で用いた場合に現れます. 数式部分の範囲をチェックして,数式の範囲を正しく表すようします. *29 (108) ! LaTeX Error: (LaTeX 文法違反)([...]は必要な処理なしで \end{document}まできてしまいました) 1. ... ended by \end{document}: } など必要な終端処理記号等が不足のままドキュメントの最後まできてしまったとき現れます. 2. これ以外のLaTeX Errorについてはまだ経験データが不足しています. エラーメッセージ一覧は下記のページをお薦めします. http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/texwiki/ *30 ! File ended while scanning use of xxxx / File ended within \read 1. 指定のコマンドを読み取っている間に、対となって現れる区切り記号、その他の記号が現れない内にファイルの終端に来てしまった. }, ] 等が欠けている場合に発生します. 2. 特に \frac{...}{...}の中で\sqrt{...}などを使っているとき、}の数が合わないなどのミスがあり、このエラーが発生します. *31 (109) ! LaTeX Error: (LaTeX 文法違反) (xxx は数式モード内では使用できません) 1. Command xxx invalid in math mode. 数式中では使えない記述 xxx を数式中で用いた場合に現れます. 記述 xxx が数式の外に出るように修正します. 数式中で \item を用いた場合などに現れます.この場合はその \item の直前の文中に$ が欠落していることが考えられます. *32 (110) ! LaTeX Error: (LaTeX 文法違反) (xxx は現在のパッケージ指定内では使用できません) 1. Bad \xxxx or \yyyy argument. 現在指定のパッケージ内でこれらのコマンドの引数が定義されていないことを示します. もしコマンドの綴りの誤りが無ければ、 それらを定義しているパッケージが組み込まれていないのが原因です. 2. Bad \line or \vector argument. の場合は pict2e パッケージを組み込まずに\vector命令などを使っていることが考えられます. この場合はプリアンブルに \usepackage[dvipdfm]{pict2e} と書き込めば解決します. 3. pict2e パッケージを組み込んであるにも関わらず Bad \line or \vector argument と出る場合は次の事項をチェックします. \line命令の長さ引数にマイナスの値を入れている場合. 例えば \put(1.0,2.0){-0.6} *33 ! Argument of \xxxx has an extra }. 1. コマンド \xxxx の引数を読み取っているとき余分な } があるとこのエラーが現れます. 括弧の数が合っていても引数の数が合わ ないと現れます. 2. 例えば \vector の引数の場合、次のような場合があります. \vector(15 13){0.8}のように引数15と13の間にカンマ(,)が抜け落ちていると引数の数が合わなくてこのエラーになります. (特にWTeXEdit ver.2.4.1において作図ヘルパーを使って「矢印付破線」のコマンドを作成したとき当方のバグが原因で出現します. この場合はカンマ(,)を補って下さい. ver2.4.2で修正済み.) 3. 不用意に \\ (改行)を入力していないかチェックします. 改行によってコマンド引数のつじつまが合わなくなることが有ります.